【3月28日 AFP】イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)は27日、指揮官を解任されたクラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)氏に代わって新監督に就任したアンドレア・ストラマッチョーニ(Andrea Stramaccioni)氏の就任会見を行った。

 クラブの主将を務める38歳のハビエル・サネッティ(Javier Zanetti)より年下の36歳のストラマッチョーニ氏は、インテルユースチームを率いてU-19の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)と呼ばれるネクストジェンシリーズ(NextGen Series)に出場し、決勝でアヤックス(Ajax)を破り優勝していた。

 インテルのマッシモ・モラッティ(Massimo Moratti)会長は26日、解任されたラニエリ監督の後任として、トップチームの指揮を執った実績が無いストラマッチョーニ氏を指名している。
 
 会見に臨んだストラマッチョーニ新監督は、「指揮官に就任できたことは夢のようだ。突然の電話でモラッティ会長からの申し出を受けた。トップとユースは別次元のチームで、選手たちを指揮できることは本当に名誉なことだ。自分が適任なのかどうか恐れるよりも、仕事に全力を尽くすことだけを考える」と語った。

 セリエC(3部)時代のボローニャ(Bologna FC)に在籍していたストラマッチョーニ新監督は、負傷により現役引退を余儀なくされ指導者に転向した後、アマチュアチームやASローマ(AS Roma)などのユースチームで指導者を務め、2011年にインテルユースチームの監督に就任した。

 リーグ戦過去10試合で1勝利しか挙げられていないインテルは、12-13シーズンの欧州チャンピオンズリーグ出場権獲得圏内に勝ち点10差の8位と低迷しており、最近2か月間ではイタリア杯2011-12(Italian Cup 2011-12)と欧州チャンピオンズリーグで敗退していた。(c)AFP